ESP32-H4 は、低消費電力 RISC-V デュアルコアプロセッサを搭載し、IEEE 802.15.4 および Bluetooth® 5.4(LE)無線接続をサポートする SoC です。PSRAM に対応し、堅牢なセキュリティ機能も統合しています。ウェアラブル機器、Bluetooth LE オーディオ製品、ヘルスケアデバイス、低消費電力 Bluetooth(LE)+ Zigbee® センサー、バッテリー駆動の Matter-over-Thread デバイスなど、電池駆動の無線機器向けに最適化されています。
特徴
無線接続性能と Bluetooth 5.4 (LE)
低消費電力メッシュネットワークに最適なマルチプロトコル対応
ESP32-H4 は、IEEE 802.15.4 と Bluetooth 5.4 (LE) を 1 チップに統合し、低消費電力メッシュ構成に最適な無線プラットフォームを提供します。802.15.4 サブシステムは Thread 1.4 および Zigbee 3.0 をサポートし、Matter-over-Thread や各種メッシュ型アプリケーションに対応します。Bluetooth サブシステムは、LE Audio(Isochronous Channels、BIS/CIS)、LE Connection Subrating、PAwR(応答付き周期アドバタイジング)、Direction Finding(AoA/AoD)などの先進機能をサポート。低消費電力オーディオ、屋内測位、大規模 Beacon/センサーネットワークの構築に適しています。
システムおよびメモリ
デュアルコア RISC-V と柔軟なメモリ拡張
ESP32-H4 は、最大 96 MHz 動作の 32 ビット RISC-V デュアルコア CPU(DSP 拡張対応)を搭載。384 KB SRAM、128 KB ROM を内蔵し、外部メモリにも対応します。外部 PSRAMをサポートすることで、Bluetooth LE オーディオのバッファリング、複雑なプロトコルスタック、データロギング、センサーフュージョンなど、メモリ負荷の高いアプリケーションにも柔軟に対応可能です。
DC-DC 内蔵による低消費電力設計
高効率・長時間駆動を実現
ESP32-H4 は、超低消費電力動作を前提に設計されており、内蔵 DC-DC コンバータにより電源効率を最適化します。複数の低消費電力モードと周辺回路の選択的有効化により、コイン電池や小型充電池でも長時間動作が可能です。最大送信出力の低減や、CPU を介さない Bluetooth LE 定期アドバタイズ送信などの最適化により、センサー、ウェアラブル、LE オーディオアクセサリ、Matter-over-Thread デバイスに最適です。
コスト効率に優れたセキュリティ機構
ハードウェアレベルでの多層セキュリティ
ESP32-H4 は、セキュアブート、フラッシュ暗号化、真性乱数生成器(TRNG)、各種ハードウェア暗号アクセラレータ、ECDSA デジタル署名ペリフェラルを統合しています。秘密鍵や機密データをハードウェアレベルで保護し、通信の安全性とファームウェアの完全性を確保。コスト制約のある設計においても、最新の IoT セキュリティ要件に対応可能です。
周辺機能とヒューマンマシンインターフェース
豊富な周辺機能とタッチ入力対応
ESP32-H4 は最大 40 本の GPIOを備え、I2C、I2S、SPI、UART、LED PWM、ADC、タイマー、DMA、TWAI、USB-OTG、MCPWM などの主要インターフェースをサポート。さらに、イベント・タスク・マトリクス(ETM)により自動タスクトリガーが可能です。15 本のタッチセンシング GPIOを内蔵し、ヒューマンマシンインターフェース機器(タッチパネル、スマートスイッチ、ダイヤル型コントローラなど)に適しています。
ソフトウェアサポート
成熟したソフトウェアエコシステム
Espressif のオープンソース開発フレームワーク ESP-IDF は、ESP32-H4 に完全対応し、SDK、ツールチェーン、ドキュメントを提供します。また、ESP-Matter は ESP32-H4 への対応を予定しており、Thread 接続およびバッテリー駆動の Matter デバイス開発を支援します。ネットワーク接続コプロセッサ用途向けに、ESP-AT や ESP-Hosted などの既存ファームウェアも順次対応予定です。
- 無線接続性能と Bluetooth 5.4 (LE) 低消費電力メッシュネットワークに最適なマルチプロトコル対応
- システムおよびメモリ デュアルコア RISC-V と柔軟なメモリ拡張
- DC-DC 内蔵による低消費電力設計 高効率・長時間駆動を実現
- コスト効率に優れたセキュリティ機構 ハードウェアレベルでの多層セキュリティ
- 周辺機能とヒューマンマシンインターフェース 豊富な周辺機能とタッチ入力対応
- ソフトウェアサポート 成熟したソフトウェアエコシステム
