• ESP32-C6

    低消費電力&コスト効率に優れた2.4GHz Wi-Fi 6 + Bluetooth® 5 (LE) + Thread/Zigbee対応SoC

ESP32-C6 は、Espressif 初の Wi-Fi 6 対応 SoC であり、2.4 GHz Wi-Fi 6、Bluetooth 5 (LE)、および 802.15.4 プロトコルを統合しています。IoT 製品に対して、業界をリードする RF 性能、包括的なセキュリティ機能、豊富なメモリリソースを備え、最大動作周波数 160 MHz の高性能 32 ビット RISC-V プロセッサと、最大 20 MHz の低消費電力 RISC-V プロセッサを搭載し、512 KB の SRAM と 320 KB の ROM を内蔵。外部フラッシュの接続にも対応しています。ESP32-C6 は、QFN40 パッケージで 30 個、QFN32 パッケージで 22 個のプログラマブル GPIO を備えており、SPI、UART、I2C、I2S、RMT、TWAI、PWM、モータ制御 PWM、SDIO などの各種ペリフェラルに対応。さらに、12 ビット ADC と温度センサーも統合されています。  

特徴

Wi-Fi 6 対応

ESP32-C6は2.4GHz Wi-Fi 6(802.11ax)を統合し、下位互換性のために802.11b/g/n規格もサポートしており、アップリンク/ダウンリンク双方でOFDMA(直交周波数分割多元接続)を、ダウンリンク通信ではMU-MIMO(マルチユーザーMIMO)をサポートすることで、混雑した無線環境でも高効率・低遅延の通信を実現します。さらに、Wi-Fi 6(802.11ax)のTarget Wake Time(TWT)機能を搭載しており、バッテリー駆動の接続デバイスでも常時接続を維持しながら数年単位の長時間動作が可能です。

接続性能の向上

ESP32-C6は2.4GHz帯Wi-Fi(802.11 b/g/n/ax)、Bluetooth 5(LE)、IEEE 802.15.4無線通信を統合し、ThreadおよびZigbeeプロトコルに対応することで、多様なアプリケーション開発に対応可能です。(中间不动)さらにBluetooth 5(LE)ではアドバタイジング拡張とCoded PHYによる長距離通信を実現し、2Mbpsの高速スループットPHYにも対応しています。

Matter 対応

ESP32-C6 は IEEE 802.15.4、Wi-Fi、Bluetooth 5 (LE) の無線通信技術を統合しており、Matter Wi-Fi エンドデバイスおよび Matter Thread エンドデバイスの構築に対応することで、複数のシステムやプラットフォーム間でのスマートホーム機器のシームレスな通信と連携が可能となります。さらに、ESP32-C6 を他の Espressif SoC と組み合わせることで、Thread ボーダールーター、Matter ゲートウェイ、Zigbee ブリッジなど、さまざまな Matter ソリューションの構築も可能です。

強化されたセキュリティ機能

ESP32-C6は、RSA-3072ベースのセキュアブート、AES-128/256-XTSベースのフラッシュ暗号化、デジタル署名、ID保護のためのHMACペリフェラルを搭載し、さらに暗号化アクセラレータにより性能を向上させています。Trust Execution Environment(TEE)コントローラにより、チップ機能に基づくアクセス権の分離が可能となり、安全なソフトウェア分離を実現します。これらのセキュリティ機構により、ESP32-C6 搭載デバイスは高いセキュリティレベルを確保できます。

成熟したソフトウェアサポート

ESP32-C6は、Espressifのオープンソース開発フレームワークであるESP-IDFに対応しており、すでに数百万台の接続デバイスに採用されている実績あるプラットフォームを、お客様がこれまで通り活用いただけます。また、ESP32-C6を外部ホストと連携する通信コプロセッサとして使用したいお客様には、ESP-HostedやESP-ATファームウェアもご利用いただけます。さらに、AIoT製品開発を支援する統合ソリューションであるESP RainMaker®

にも対応予定です。